
修理するぞ!修理するぞ!修理するぞ〜!

スターボードのキー溝はこの状態...

シャフトブラケットも少し捩れが有るようで、カットレスベアリングの当たりがイマイチ...

ここまでやるんだから、スターボードもシャフトを抜いてキー溝から修理する事に決定。シャフト上のエキゾースト・ホースや余分なものを全部外す。

センターボルトは、多少の苦労で外せた。

毎度ナーバスになるカップリングの取り外し。ラチェット1本、ボルト3本オシャカ。カップリングを外す時は、プーラーをギンギンに絞めて外すよりも、カップリングをエンジン方向に叩いたり、プーラーとカップリングをつないだボルトも様子を見ながら締めて行くのが良い様だ。3M 5200を前回塗布したが、確かに外すのは苦労するが、ガスケット代わりにもなっているので有効。

カップリングに凸が有るのでプーラーのベースとの間に隙間ができるが、この隙間とボルトの太さの関係から捩れが生じてセンターが外れてしまう現象が起こる、大きなナットを間に入れる事で解消できた。ビボットにお願いしてこのスペーサーを付けてしまうのも良いかな?

ブラケットの捩れは、前回同様、同径のシャフトを突っ込んで力技で修正。戻りが出るので多少大きめに振ってやる。時間を置いて明日当たりに今一度確認。

さて、2011年の9月に修理したトランサムのハンドレールだが、穴が空いている事と、溶棒がステンレスの筈が錆びてきて、汚らしくサビの帯を引く。テニアンでは修理できないので日本に持って帰っての高申テックの櫻井さんにお願いして修理してもらった。

トランサムのハンドレール上部にヒビも発生しているのでバックアップから変更する。

FRPが食いつくようにサンダー掛け。

マットで埋めてしまう事にした。

ランサムの壁面と一体化させたので強度は問題無いだろう。

そして、ハンドレールの取り付け。角度も位置もそのままで修理して頂いて、穴も塞がっているし、仕上がりもキレイだ。勿論きっちりステンレスで溶接して頂いたのでサビも無い。やはり日本の職人さんは世界技術遺産なのだ。
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